歩のトマトができるまで

1粒1粒、手作業で愛情をこめて、美味しいトマトになるよう思いをこめて種をまきます。
小さな種から元気に発芽しました。その後小さな苗を鉢に移植していきます。さんさんと南国の太陽を浴びながら、苗が育っていきます。苗用のハウスは温度や湿度、CO2濃度、光、肥料濃度のコントロールが可能で、適切な環境で健康な苗を作っています。

育ってきたトマトの苗を、ハウスに定植していきます。いよいよ広い畑にお引越しです。
青々とした葉の色と太くてしっかりした茎が元気の証です。
元気のいい苗を優先して選んで植えていきます。
これからはここで暑い日や寒い日、晴れや雨を経験していきます。

品種によりますが、一日に約3～5㎝成長します。
週に1度は、伸びた脇芽を除去し、紐に誘引する作業をしていきます。
受粉には、主に在来種のクロマルハナバチがハウスを飛び交いお仕事をしてくれています。

種まきから100日前後でいよいよ収穫を迎えます。たっぷりと日差しを受けて育ったトマト！
収穫1～3段目のトマトは少し若作りなお味です。比較すると4～30段目のトマトは安定した美味しさ！
2日に1度、丁寧に収穫され、パッケージ場に運ばれます。
12月中旬ごろからはフルーツトマトになっていきます。この時期が私たちの腕の見せどころです。

選別場に運ばれたトマトは、ひとつひとつ丁寧に手作業で拭いて汚れを取りながら、おおまかに選別していきます。
その後、鮮度を落とさないように瞬時に判別できる選果機を使用し、糖度別に自動で選別していきます。
そして、選別されてレーンに流れてきたトマトを箱に詰めていきます。